町長室から

国内で、新型コロナウイルスの感染が広がり始めてから約9か月が経過しました。ワクチンや治療薬がまだ手元にない中で、子どもの頃に教えられた、手を洗うこと、うがいをすること、くしゃみをするときは口を覆うことなどの基本的な予防行動が非常に重要です。また、感染者と接触した可能性を確認するため、厚生労働省が公開している接触確認アプリ「COCOA」をスマートフォンにインストールしましょう。（関連8ページ）

さて、町では福祉バスをこれまで運行していましたが、日中の利用者が増えず、また、予算も限られている中で、今後の効果的な交通体系を研究するため地域公共交通会議を立ち上げ、検討していただいています。しかし、いずれの方式にも課題があり、全ての需要をまかなえるような方式を見出すのは難しいものがあります。

町内を見ても、地域ごとに人口密度や年齢人口も異なり、また、時間の経過とともに周囲の状況も変化しています。これから、会議での最終意見をいただいて、町としての選択肢を提示することになります。しかし、今後も常に地域の状況を捉えて改善していかなければならないものと思います。皆さんの大切な税金をお預かりして、運用していることをしっかり受けとめ、JR八高線や多摩都市モノレールとの接続など、将来の変化に対応し、持続できる方式を見出してまいります。

新型コロナウイルス感染症の流行が継続する状況下にあって、今後、台風などの自然災害や、インフルエンザの流行にも気をつけなければなりません。私たちもできるだけ自然災害に備えますが、町からのお知らせに耳を傾け、自らを守る行動をとっていただくことをお願いします。

瑞穂町長 杉浦 裕之