ひとり親家庭等実態調査の結果をお知らせします
更新日 令和3年3月2日
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平成27年の国勢調査で、都内の10,000世帯以上の区市町村の中で、ひとり親家庭の比率は瑞穂町が一番高い状況です。
町では、ひとり親家庭等支援の拡充を検討するため、平成29年12月に「ひとり親家庭等実態調査」を実施しました。
調査で把握できた課題やニーズを踏まえ、町はひとり親家庭への支援策を研究し、実現に向け取り組みます。
主な調査結果は以下のとおりです。
調査の概要
調査対象
児童育成手当受給世帯 526世帯(平成29年11月15日現在)
調査方法
郵送配布・郵送回収
調査期間
平成29年11月30日から12月21日まで
回答状況
- 発送数526件
- 回答数161件
- 回答率30.6パーセント
おもな調査結果
1 回答者の状況
世帯状況
- 母子世帯85.1パーセント、父子世帯14.9パーセント
(児童育成手当受給世帯率:母子家庭86.1パーセント、父子家庭13.9パーセント) - 本人と子どものみの世帯68.9パーセント、本人の親と同居している世帯24.2パーセント
- 同居している20歳未満の子どもの平均人数1.58人
ひとり親になった事情等
- 離婚78.3パーセント、未婚8.7パーセント、死別9.3パーセント
- ひとり親になってからの平均年数6.6年
- ひとり親になる前から瑞穂町に居住63.4パーセント
2 ひとり親家庭等への支援事業の周知度・利用状況について
- ひとり親家庭等医療費助成制度について知っているとの回答は82.6パーセント、ごみ袋等に係る減免、上下水道料金の減免に関して知っているとの回答は70パーセント以上でした。
- その他の支援事業の周知度はとても低く、4.3パーセントの方が「ひとつも知らなかった」と回答しています。
- 子育て情報の入手は、「友人・知人からの口コミ」が46.6パーセントで最も多くなりました。
3 就労状況について
(1)就労者の状況
全体の就労率は89.4パーセントですが、フルタイム(正社員)就労者は、母子世帯では31.4パーセント、父子世帯では66.7パーセントでした。
また、現在就労している方で、フルタイム(正社員)就労を希望する方は69.2パーセント、非就労者のうち、何らかの就労を希望している方は80パーセントでした。
(2)就労時間
一週間の労働時間は「40時間から45時間(25.7パーセント)」が最も多く、世帯別の平均は、母子世帯(37.5時間)、父子家庭(48.0時間)で10.5時間の差があります。
4 就職・転職活動について
ひとり親になったことをきっかけに就職・転職を経験50パーセント
ひとり親になったことにより50.3パーセントの方が就職・転職を経験しています。
母子世帯では、56.9パーセントの方が経験しています。
また、就職・転職活動を行う際に利用した相談窓口は、ハローワークが39.5パーセント、マザーズハローワークが6.2パーセントで、公的な相談窓口は「利用しなかった」が44.4パーセントでした。
項目 | 割合 |
---|---|
資格 | 32.3パーセント |
年齢制限 | 31.1パーセント |
技能・経験 | 29.2パーセント |
5 家計における収入等について
(1)収入
一か月の全体の収入は20万円から25万円未満が23パーセントで最も多く、また、平均就労収入は15万円から20万円までが19.9パーセントで最も多くなりました。
(2)養育費
養育費をもらっている割合は全体の約2割で、平均月額は5万円です。
なお、51.4パーセントの方は、養育費の取り決めがありません。
(3)金銭・経済
お金に関する悩みでは、生活に必要な費用のほか、子どもにかかる費用に負担を感じていることがわかります。
項目 | 割合 |
---|---|
洋服や趣味などの費用 | 38.5パーセント |
子どもとの余暇の費用 | 32.3パーセント |
子どもの塾・習い事の費用 | 31.7パーセント |
(4)居住形態
居住形態は、「民間賃貸住宅(28.6パーセント)」が最も多く、次いで「親族名義の持ち家(26.1パーセント)」「都営・町営住宅(22.4パーセント)」「持ち家(19.3パーセント)」の順になりました。
6 生活における悩みや不安について
(1)今の生活の悩み
項目 | 割合 |
---|---|
自分の健康 | 47.8パーセント |
家事の負担 | 29.2パーセント |
仕事の拘束時間 | 25.5パーセント |
父子世帯では「自分の健康(54.2パーセント)」「仕事の拘束時間(33.3パーセント)」でした。
(2)将来の不安
項目 | 割合 |
---|---|
子どもの将来 | 69.6パーセント |
生活費が足りなくなること | 60.9パーセント |
自分の健康 | 57.8パーセント |
(2)朝食・夕食の状況
朝食は、「毎日必ずとっている(62.1パーセント)」「とれないことが多い(13パーセント)」「まったくとっていない(3.7パーセント)」でした。
子どもと一緒の夕食は「毎日必ず一緒にとっている(45.3パーセント)」「一緒にとれないことが多い(20.5パーセント)」「まったく一緒にとれない(2.5パーセント)」となりました。
7 子育てにおける悩みについて
(1)仕事と子育ての時間
仕事のある日に家を出てから帰宅するまでの時間の平均は10時間、子どもと一緒にいられる時間の平均は4時間です。
仕事と子育ての両立にあたり、「子どもの急病時の対応(57.6パーセント)」「学校行事等への参加(41.7パーセント)」に多くの困難を感じています。
子どもに関する悩みは、「進学(49.1パーセント)」、「学力(36.6パーセント)」、「友人関係・いじめ(23.6パーセント)」などが多く、子育てや生活の悩みを気軽に話せる相手がいない方は12.4パーセントとなっています。
項目 | 割合 |
---|---|
しつけ・教育 | 44.7パーセント |
きつくあたってしまうことがある | 39.1パーセント |
勉強を教えてあげられない | 25.5パーセント |
項目 | 割合 |
---|---|
進学 | 49.1パーセント |
学力 | 36.6パーセント |
友達関係・いじめ | 23.6パーセント |
ひとり親家庭等実態調査報告書
調査報告書は、瑞穂町役場情報公開コーナー(庁舎1階)でもご覧いただけます。
このページについてのお問合せ先
福祉部 子育て応援課 子育て支援係
〒190-1292 東京都西多摩郡瑞穂町大字箱根ケ崎2335番地
電話 042-557-7624
ファクス 042-556-3401
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