町長室から

7月12日に開催した町内公共交通に関する意見交換会

本年度は、各種計画が計画期間を終了し、改訂の時期を迎えます。2030年に向けた町の将来像を描く「第5次　瑞穂町長期総合計画」をはじめ、土地利用、都市施設や市街地整備など総合的都市計画を進める「都市計画マスタープラン」、「産業振興ビジョン」などを、皆さまの意向を聞きながら策定いたします。

計画をつくる上では、多摩都市モノレールの延伸及び、導入空間沿いの土地区画整理事業、これからの公共交通体系など、多くの計画が相互に関わりあい、また国や東京都の土地利用に関する新たな方針とも整合させた上で、全体像を示すことが重要です。これらの計画は、何よりも町民の皆さまの安全・安心を最優先として、これからの瑞穂町の未来を創造するための方針となるものです。

瑞穂町は、町制施行80周年の年度を迎えていますが、その歴史の中で、学校施設をはじめ各種公共施設を整備してきました。しかし、これらの施設もまた更新の時期を迎えようとしています。都市を取り巻く環境や、社会経済情勢など、刻々と変化する状況に対応し、新たな未来の実現に向けた事業を推進します。

さらに、各地域で最も要望が多い、公共交通の改善について、町民、交通事業者、国・都の職員などを交えた地域公共交通会議で、検討を進めています。「コミュニティバス」ばかりではなく、そのほかの交通手段を含め、町民の皆さまのご意見をお聞きしながら、町内の持続可能な公共輸送サービスを構築してまいります。

瑞穂町長 杉浦 裕之