町長室から

しっかり手を洗う園児たち

平成28年4月1日時点で最大25人いた待機児童ですが、令和2年4月1日時点で0人となりました。これまで、認可保育所1園、認定こども園2園、小規模保育事業所1園の開設、また、既存保育所では弾力的に受け入れていただくなど、事業所の皆さまの多大なご協力もあって、達成することができました。感謝申し上げます。

保育行政は、男女の社会進出機会の保障や働き方の多様化など、保育ニーズの変化をしっかり捉えることが必要です。今回、目標を達成しましたが、依然として保育ニーズの更なる高まりへの対応や、保育士の育成、確保、勤務条件の改革など解決すべきさまざまな課題があります。引き続き、保育所などの受入体制を整備するとともに、保育の質の向上や学童保育クラブ待機児0対策にも取り組んでまいります。

また、これからも任意予防接種の拡大、義務教育就学児医療制度所得制限の撤廃並びにひとり親家庭の支援拡充など、すべての子どもたちが健やかに成長できるよう育児全般を力強く支援します。

4月7日、国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が発せられました。皆さまも大変苦労されていることと思いますが、町でも対策本部を中心に、予防対策や経済対策を進めています。医療従事者、福祉および社会福祉関連事業者をはじめ、全町民が一丸となって見えざる敵と戦わなくてはなりません。皆さまには、ご理解とご協力をいただき、密室、密集、密接の「3密」とならぬよう、互いに細心の注意をお願いします。

瑞穂町長 杉浦 裕之