介護保険特別会計の決算状況

歳入

加入者の皆さまが納めた保険料（65歳以上の加入者「第1号被保険者」が納めた保険料と、40歳から64歳までの医療保険加入者「第2号被保険者」が納めた保険料＝支払基金交付金）のほか、国や都からの支出金で歳入の83.7パーセントを占めています。
また、保険給付費などの町負担分として一般会計から3億1,696万円を繰り入れました。

歳出

保険給付費が全体の87.7パーセントを占めています。残りの12.3パーセントは、総務費（人件費や事務費など）、地域支援事業費（介護予防のための費用など）、基金積立金（急激な保険給付費増などに対応するための介護給付費準備基金への積立金）、国や都などへの負担金返還額を含む諸支出金などです。
なお、保険給付費は、50パーセントを加入者の皆さまが納めた保険料で負担し、残りを国25パーセント、都12.5パーセント、町12.5パーセントの割合（居宅給付費の場合の割合）で負担しています。

平成27年度と比較し保険給付費は増額になりました

歳出では、平成27年度と比べると、保険給付費が前年比約0.6パーセント増の1,021万円増額となりました。

これは訪問介護（ホームヘルプサービス）や通所介護（デイサービス）などの利用による居宅介護サービス給付費、また、地域密着型通所介護（小規模事業所のデイサービス）などの利用による地域密着型介護サービス給付費が増加したことが主な原因です。

このように保険給付費が増加していくと、国・都・町の公費負担分も負担割合に応じて増加していくことになります。

65歳以上の加入者1人当たりの保険料と保険給付費

65歳以上の加入者1人当たりの保険料は、年額6万4,133円でした。

介護サービス利用者1人当たりの保険給付費は、平均すると施設サービス給付費が年額348万4,012円、居宅サービス給付費が年額119万3,832円となりました。
平成27年度と比べると、施設サービス給付費は減り、居宅サービス給付費は増えています。

皆さまが元気でいることにより、給付費の伸びが抑えられます。
町ではさまざまな介護予防事業を行っていますので、ぜひご参加ください。