愛知県高浜市 「まぜこぜの居場所について」

更新日 令和8年3月6日

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調査概要

高浜市では、高齢者の外出促進や健康増進を図るために、高齢者の居場所「健康自生地」として高齢者が家に閉じこもることなく、いきいきと生活できるよう高齢者が自ら出かけたくなる場所を認定してきた。市内の商店など民間の力を借りて高齢者の居場所創出に努め、認定総数134か所、現在の稼働数は100か所超となっている。地域共生社会の実現のためには、高齢者だけでなく、誰でも気軽に出かけたくなる場所が必要ではないかという発想に至り、多世代型の居場所である「まぜこぜの居場所」を始めることとなった。令和5年に豊田市で開催された地域共生社会推進全国サミットで全国こども食堂支援センター・むすびえとつながり、令和6年9月に多世代及びこどもの居場所づくりに関する連携協定を締結し、多世代交流の活性化や子どもの居場所づくりの活性化の推進に必要な事項について連携して取り組んでいくこととなった。 

まぜこぜの居場所
多世代型の居場所を作り出すためには、行政だけでなく市民が思い描く居場所の意見を集約し、協働して実現していく必要があると考え、市民10名、市長や副市長を含む行政職員15名の総勢25名からなるまぜこぜの居場所実行委員会を立ち上げ、5つある小学校区のうち1つの小学校区をモデル地区に設定し、実行委員会が始動していた。令和6年9月のキックオフでは、モデル地区の白地図を用いて、実行委員が居場所と感じる場所に属性別に色分けしたピンを刺していき、高齢者や子ども、障がい者などが集まっているような場所を出し合った。その結果、54か所の居場所候補が挙がり、市内に沢山の居場所となるような場所があることを委員が共有したという。居場所づくりの具体的事例をイメージするために、奈良県生駒市にあるチロル堂の石田 慶子氏を講師に迎え、令和7年1月にまぜこぜの居場所づくりフォーラムを開催した。チロル堂は、昼間は駄菓子屋として、夜間は居酒屋として営業しており、居酒屋での飲食代金に駄菓子屋での経費の一部を上乗せしている。駄菓子屋で1回100円で回すことができるカプセルトイには、100円から300円分の駄菓子屋で使える通貨「チロル札」が入っており、大人から自然に寄附をしていただき、子どもたちに還元している。当日は95名が聴講し、参加した委員から同様の取組を実施したいとの声が上がり、飲食店で気軽に寄附ができる仕組み「まほうの木札『ポン』」を開始した。市内の飲食店3店舗で50円上乗せした特定のメニューを注文すると、木札と注文品が届き、木札を箱に入れるとこども食堂への寄附がされる。今後も、協力店舗を広げていく予定であるという。令和7年3月の実行委員会にて、実行委員による居場所(案)の発表を行い、その中で、ショッピングセンター内のフードコートの開放や、シルバー人材センターによるこども食堂の運営などの意見が出た。それを受け、令和7年5月にシルバー人材センター主催のプレイベント「やきそば食堂(こども食堂)」を県営住宅集会所で開催した。同会場内で地域の高齢者がコマやけん玉などの昔の遊びを子どもたちに教えることで交流を図った。当日は216名が参加し、その収益はこども食堂へ寄附をしている。実行委員の居場所(案)などから、まぜこぜの居場所づくり実行委員会審査会を経て、令和7年10月末時点で市内に12ヶ所のまぜこぜの居場所が誕生している。健康自生地からもまぜこぜの居場所の申請があり、今後審査する予定となっている。
(1)ショッピングセンターTぽーと
(2)生活雑貨すぎひこ
(3)ラダーゲッター体験会
(4)ものづくり工房あかおにどん
(5)テラスワーク
(6)高浜キリスト公同教会
(7)JIN-TANO内 止まり木
(8)吉浜ふれあいプラザ よしまちテラス
(9)高浜市赤十字奉仕団
(10)株式会社ハウスプロダクト
(11)高浜市吉浜交流館
(12)きずな会館
高浜市では、まぜこぜの居場所づくり助成金を整備しており、居場所の設置及び運営に要する費用を、設置してから最大3年度間まで、1年度につき最大3万円(令和7年10月以降の申請から1万5,000円)助成している。

今後の取り組み
(1)居場所の増加…実行委員会による活動を継続するとともに、こども食堂や健康自生地など既存の居場所の多世代化を実行し、まぜこぜの居場所を増やす取組を継続するとしている。
(2)居場所の周知…専用Webサイト「たかはままぜこぜの居場所マップ」や、広報たかはまを通じて市民に広く周知する。来年度、専用Webサイトを自分が行きたい居場所、近くにある居場所をより検索しやすいように改修する予定であるとのこと。
(3)居場所運営者への支援…令和7年度、こども家庭庁の「NPO等と連携したこどもの居場所づくり支援モデル事業」を活用し、全国子ども食堂支援センター・むすびえと業務委託契約を締結し、子どもや若者の居場所に関するニーズ調査や、居場所運営者への運営方法の助言をする伴走型支援を実施する予定であるという。
将来的には、市内の全小学校区に様々なまぜこぜの居場所を展開する。

所見

行政だけでなく市民を含む実行委員会を立ち上げ、気軽に訪れることができる多世代型の居場所を協働で作り出していた。市民が思い描く居場所や多世代交流に関する意見を集約し、居場所づくりや多世代交流事業を推進することは有効な方法であり、瑞穂町でも積極的に取り入れていくと良いと考える。高浜市では、居場所づくりの具体的事例をイメージするために奈良県生駒市のチロル堂の石田慶子氏を講師に迎え、昼間は駄菓子屋で、夜間は居酒屋になり、客の飲食代の一部が寄附できる仕組みを参考に「まほうの木札『ポン』」を開始し、こども食堂への寄附を実現していたことは素晴らしいと共感した。また、交流の場所・まぜこぜの居場所はショッピングセンターのフードコートや教会などでもよく、気軽な居場所でも良いと感じた。瑞穂町には、多世代交流センターMIZCUL(ミズカル)が誕生し、多世代交流の拠点となる施設があるので、大いに活用するとともに、町内各地域に身近な交流場所も必要と感じた。

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ショッピングセンターTぽーと(まぜこぜの居場所)で説明を受けている様子

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