武蔵村山市

更新日 令和6年9月2日

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調査概要

平成25年、MMシャトル(昭和55年からコミュニティバスとして運行)運行見直しに伴い、日中の運行を廃止した市南西地域の居住者を対象に、代替交通手段として、実証実験を開始し、平成28年4月1日より本格運行を開始した。令和2年10月、利用者意向調査と利用実態調査を実施し、MMシャトル及びむらタクの運行計画の見直しを行った。令和4年4月から利用者の自宅と乗降場所(16か所)を結ぶ運行を継続している。料金は300円(一般のタクシーは3キロで1,300円)である。令和5年度末現在利用登録者2,033人、利用者数12,657人である。

(1)むらタク導入の経緯
・MMシャトルの年間利用実績の検証の際、西循環ルートの利用者数が非常に少ない状況(1.5~1.9%)であったことから、地域公共交通会議で再編の協議を開始した。
・地域の特性を踏まえ、利用しやすい公共交通を導入することにより、交通不便地域の課題解決を図るという発想の転換をした。
・南西地域において利用しやすい公共交通の検討により、デマンド型を導入することが望ましいと判断された。

(2)アンケート調査について
・令和4年4月1日の再編に至るまで、4回の市民説明会と1か月間のパブリックコメントを実施(81コメントあり)。
・MMシャトルの武蔵砂川ルートと西ルートの廃止反対意見は、全体の37%(30件)あり。
・運行時間拡充(7時~19時)の希望があった。協議をしたが税金の偏りという課題があることから、拡充に至らなかった経緯あり。

(3)現在の課題
・日曜日、祝日の運行希望や希望時間の予約がしづらい場合がある。
・予約ができなかった要因の一つとして、利用者の約8割が70・80代の高齢者の方であり、乗車時間帯利用目的を同じくする場合が多いことが考えられる。
・運行エリアの居住者も含め、44%の方がむらタクを知らないという調査結果あり。
・多摩都市モノレールによる利便性、定時制の向上に加え、高齢化社会や健康増進、環境負荷の軽減などの課題と合わせた【自家用車から公共交通利用への意識改革】の開始が必要と考えているため、存在や運行内容を知り、選択肢にしていただけるような広報を行っていきたい。

所見

デマンド型タクシーはMMシャトルの補完のためであり、便利で要望があっても、MMシャトル運行地域は現段階ではご理解をいただき、むらタクの運行は実施していない。瑞穂町のスタンスとは異なり、何のためのデマンド型タクシーかコンセプトがしっかりしていると思った。MMシャトルは9回再編しており、試行錯誤と努力を重ねたことと思われる。デマンド型タクシーの自宅への迎え、乗り合いに関しては、先に乗車している人に自宅が知られるという不都合等、実施してみてわかったことを伺えたので、参考にしていきたい。また、月曜日から土曜日の8時から17時で利用可能、対象年齢制限なし等の条件について、瑞穂町でも参考にして考慮してほしい。

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