滝沢市

更新日 令和2年1月24日

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調査概要

滝沢市は人口日本一の村から、住民自治日本一を目指して、平成26年1月1日に単独で市制施行した。高齢化率が24.34%と岩手県で一番若い市である。その理由として、大学(3校)、盛岡市のベッドタウン(これから住宅を建てる若い世代が多い)、陸上自衛隊岩手駐屯地等の存在がある。

「行政は経営である・住民は顧客である」との2代前の首長(村長)の考えが基礎となり、将来の市や市民の理想の姿を議論して、今の行政モデルが構築されてきている。

長期総合計画の計画期間は首長の任期を考慮し、8年としていた。

住民が満足を感じる~幸福を感じるようになるには、どういう視点でやるか、幸福感に関する住民へのインタビュー(平成25年10月から)、アンケート(平成26年4月から)を毎年行っていて、その分析も職員が実施している。

幸福を感じるのは、みんなそれぞれ違うが、平成29年度は、アンケートで、幸福を感じる要素で重要なことは、「心身の健康」が一番多く、平成31年度から始まった後期基本計画の目標は健康づくりを重点にしている。

滝沢市の総合計画は、総合計画の基本施策と組織をイコールにしているところが特徴であり、総合計画と施策を連動させるため、総合計画と組織を連動させて部門ごとの責任者(マネジメントの範囲として、政策:部長、基本施策:課長、施策:総括主査・主任主査、実行計画:担当)を明確にしている。また、総合計画と財務とのシステムにおける連動も行っていた。

所見

滝沢市では、地域ごとにアンケートなどの分析も自分たちで行う努力には感心した。職員がアンケートを集計するため、早く分析ができるという。また、長期総合計画策定に際しては、インタビュー・アンケート・ワークショップを頻繫に行うなど、地域住民参画、職員参画で取り組んでいた。滝沢市では総合計画の中で『幸福感を日本一実感できるまち』を目指して、総合計画の根幹となる「幸福感」を世代ごと、場面ごとに住民が主体的に考えていく中で、各世代の象徴的な「幸福感」、それを測る「指標」、そのために市民ができる「行動」をまとめることとしており、市民みんなが共感できる幸福感づくりに挑戦している。

アンケート分析の結果、幸福感を実感する上位は、心身の健康とともに家族・友人のつながりを持って生活をすることで幸福を実感している人が多いということであった。

滝沢市は市内11の計画地域において地域づくり懇談会が推進役となり地域別計画を策定し、地域ごとに課題解決、および幸せづくりを目的とした計画の内容について議論を重ねた。この市民、自ら考え行動することが幸福感につながるということであった。市として従来の「協働」から「市民主体の住民自治」へ、地域活動に参加できる機会を増やし幅広い世代の参加を促していき、新たな地域コミュニティに向けた仕組みづくりを進めていくとのことである。

我が町でも地域ごとに課題があり、町内会への加入率も減少傾向である。すでに第5次長期総合計画の策定に向けた作業を進めているが、できるだけアンケートや地域住民とのワークショップを行うなど住民の意向を反映した計画を策定すべきである。

滝沢市

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