北海道網走市

更新日 平成30年11月28日

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調査概要

網走市は、経済のグローバル化の進展に伴う競争力の激化や人口減少の中、基幹産業である農業の持続的な発展が不可欠であるという認識のもとに取り組んでいた。主な作物の基幹3品は麦類(小麦、ビール大麦)、馬鈴薯(90%以上がでんぷん原料)、てん菜(ビート)で農作物生産額の94%を占めている。大型機械の共有化や共同作業を行う営農集団の組織化をすすめる一方、更なる地元農産物の高付加価値化の研究を目的に、産、学、官の共同により運営する高次加工研究所が、昭和62年に設立されている。

市独自のブランド化を考え、新野菜である行者ニンニクとニラを交配させた「行者菜」の生産の取り組みを開始していた。これは道内では唯一の取り組みであり、学校給食にも提供して、啓発に努めていた。

また、健康ブームで注目されている、「長いも」のブランド化も進め、主に輸出に力を入れ年間約630トンをアメリカやアジアに供給していた。

所見・提言

行者菜は、山形県長井市が宇都宮大学農学部との共同開発した作物で、特許を持っているため、栽培を行うためには、苗を本部から購入する仕組みになっている。現在、国内では7カ所のみで栽培、販売されている。年に2~3回収穫できるが、手摘みによる収穫なので、機械化による大規模農業では収穫できないため、小規模生産農家に適している新野菜である。国内でまだ生産をしている産地が少ないことや、機械化に向かないこと、年に数回収穫できること、大消費地に近い立地を考えると、わが町の農業従事者には向いており、農産物のブランド品目として、有効と考える。町の農業関係者に情報提供し、生産に向け、研究・検討をすべきと考える。

和気町

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