まちかどレポート(平成29年度)

更新日 平成30年2月1日

ページID 5975

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「広報みずほ」の「みんなのページ」は、町民の皆さんから提供いただいた情報などで構成しています。町からのお知らせなどが紙面の大半を占める広報紙で、親しみやすいページとして大変好評を得ています。中でもそのメインは、情報特派員が、町のイベントなどに参加した「まちかどレポート」です。
ここに掲載するレポートは、広報紙面の関係上「広報みずほ」に掲載が出来なかったレポートを掲載するものです。

レポート一覧

平成30年2月号

「被災地と手を繋ぐ会」第1回チャリティー講演会 川口 尊

昨年12月17日スカイホール小ホールで、「被災地と手を繋ぐ会」第1回チャリティー講演会が行われた。

平成29年7月に九州北部を襲った豪雨により、福岡県朝倉郡東峰村も甚大な被害を受けた。
とりわけ「小石原焼」で有名な50ある窯元の半数が被害を受けたそうである。
この講演会は、その窯元に入場料から復興支援金を送るため、計画したとのことであった。

講演会は、クラシックギターの演奏から始まった。
演奏はあきる野市で活動している男女6人の「せせらぎの会」。
曲目は、「日本の四季」、「コーヒールンバ」など4曲。
この選曲がアコースティックの響きとぴったりで、目を閉じているとその情景がありありと浮かんできた。

次に渡辺和俊さんのギター演奏があった。
フラメンコのリズムに乗せ「月の砂漠」が演奏され、躍動感のある一味違った月の砂漠となった。
続いて同じく渡辺さんの演奏で「フラメンコ舞踊」が行われた。
踊り手は町内の事業所で働く女性たちで、踊りはロマの歴史を語るように情熱や悲しみを訴えているようだった。
衣装もとてもきれいで、パルマという手拍子も踊りを引き立てた。

最後に「日本オオカミと我が故郷」というテーマで、休憩をはさんで約1時間の朗読があった。
これは渡辺和俊さんによる台本で、五十嵐耀子さんが朗読した。
朗読の間の取り方、表情、声の抑揚など素晴らしかった。

かつて北海道にはエゾオオカミが、本州から西にはニホンオオカミが生息していたという。
オオカミは恐ろしい動物との印象が強いが、昔は農作物を荒らす鹿やイノシシを駆除した。
それが奥多摩の御岳神社や秩父の三峰神社のオオカミ信仰を生んだ。
御嶽神社の境内にはニホンオオカミを御神体とする大口真神社(おおくちまがみしゃ)が建てられており、オオカミの絵が描かれた札を飾っている農業関係者もいる。

しかし、自然開発や人間による駆除や疫病などのため、明治38年を最後に日本からオオカミが姿を消してしまった。
それから約100年、その弊害が著しく目立つようになってきた。
五十嵐さんは、人間が行う環境破壊がどんなものか考えて欲しいと訴えていた。

江戸末期の石畑の畑に潜んでいたニホンオオカミを村人が捕えたという話があり、その皮や頭蓋骨は代々受け継がれているそうである。

さて、今回それぞれの分野で特技を持っている人たちが、ボランティアとして出演した。
出演者の被災地への思いが、出し物の中ににじみ出ているように感じた。
この講演会は今後も継続していくとのことであった。

瑞穂町は日本地図の中では、米粒にもならないだろう。
しかし、この小さな町からこのような形で、被災地に熱い支援をしていくことの意義を、十分感じさせられた講演会であった。

クラシックギターの演奏風景ギター演奏の様子

フラメンコ舞踏の様子朗読風景

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